シーシャ型マウスピース
さぁ、構想から半年が経過し
ようやく販売開始するコレクタブルマウスピース
新規事業が重なったこともあり、頭の切り替えが大変だった。
思い返せば半年前、妻からシーシャに行ってみない?と誘われタバコも吸ってこなかった
私がシーシャ初体験で初めてのヤニクラに快感を覚え
遅咲きの童貞卒業したような気分になってしまい
翌週には自宅シーシャを購入していた。
そこから最初に吸ったフレーバーがアズアーだったこともあり
アズアー関連で探したどり着いたのがTokyoShisyaのホームページ
1度ハマったらいろいろと試したくなる性分でマイマウスピースも欲しくなってきた
いろいろと調べてみると樹脂製のモノから金属製のものまで幅広い
金属加工ならできるので作ってみようと思い立った。
こうなってくると拘りたい・・・!!
それならその道のプロにも話を聞きたい。
フレーバー購入のためシーシャカフェやバーに行き店員さんに
構想を話して、勝手に玄人の好みのマウスピースや使い勝手を聞きだす
迷惑な客になっていた。そんなある種、ナチュラルな地回りマーケティングをして
ほとんど動かしていなかったTwitterになんとなくシーシャ関連のことを投稿し始めると
フレーバー購入でお世話になっていたTokyoShisya様から
『マウスピースのオーダーできますか?』とお声がけいただいた。
ちょうど地回りもしていたし店舗にいって直接話したい!
とご連絡するとすぐにミーティング日が決まった。
偶然にも互いに作りたい意思が合致した奇跡のタイミングだったと思う。
Collectable Mouthpiece
コレクタブルマウスピース制作話
昨年の12月 ばんびえんにて
『最初はシーシャ型のマウスピースを
作りたいんですよ…
ずっと夢に見てて…まじで欲しくて…』
こういった話は正直ワクワクしてしまう。
僕の思考だと、
・まだこの世にないモノを作れる
・それを本気で欲してる人がいる
・期待に応えれば喜んでくれる
僕の動く理由としては充分だった
そこからは、ひたすらシーシャについて
色々聞いた
まだシーシャを知ってから2ヶ月くらいだったので、圧倒的に知識不足だったのだ
私はモノづくりが得意で
形にするのはそれなりに出来る。
そんな密かな自信があったのだが
これを販売するには
大きな問題が3つあった…
1つは『素材』
フィギュアのような価値もあるマウスピースを
作りたいとのことで、樹脂系の素材を使おうと決まったのだが
最初の試作品は目の前で使用中に落として壊れてしまった。
持ち帰り、素材についてもう一度調べなおした。ウォーターレジンは水分との親和性が高いので空気中の水分と結合し、破損の原因となりやすいなど、
そこから10種類以上のレジンとメーカーを比較し検証をして現メーカーのアルコール系のABSライクレジンが、レジン特有
の匂いも少なく良いことがわかった。
2つ目は『設計』だ
3DCADで設計しているのだが
これはジュエリーCADをやってきた経験が活きた。最初からそこそこの見た目にはなったのだが、ステム部分との結合部分の構造や大きさ、
トレイ部分との比率など、
マウスピースである以上、吸気が重すぎたり
しないよう、それでいてシーシャの形状が
カッコ悪くならないよう
100個以上のテストプリントをして
実際に見比べて、使って確かめた。
気づけば最後の最後まで半年間
時間が空いたら
ひたすら設計を見直した
3つ目が『見た目』
これは問題というよりこだわりに近いがハイエンドのシーシャをモデルに
制作したので、どうしてもここはこだわりたかった。3DCADでの設計だけでは、ボトルのガラス感や3Dプリントならではの積層跡などの処理に頭を悩ませた。これは、コーティングする事で解決した。
1つ1つコーティング専用のレジンで毛塗り、ボトルに関しては内側まで艶コーティングをする事で
3Dプリントならではの自由設計と透明度を出す事ができた。
正直1つ作るのに
手間と時間がかなりかかっている
ただクオリティとオーダーの自由度の高さは
他では真似の出来ない仕上がりになった。
現在、欠品中の
Collectable Mouthpieceだが
製造目処や新シリーズの話も進めているので
待てない方は
オーダーを!
待てる方は引き続き
梅木のモノづくりから
シーシャ業界やそれ以外の業界を
盛り上げてる姿を楽しんでもらいたい😉
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